奄美市ふるさと納税

奄美市ふるさと納税で出会うことができる、すてきな返礼品と、それを作っている事業者さんをピックアップしてご紹介いたします。

第2弾は奄美黒糖焼酎の酒蔵「富田酒造場」さん。
市街地のほど近くにあり、名瀬街の移り変わりを見守ってきました。創業以来続く甕（かめ）仕込みの奄美黒糖焼酎が、奄美市ふるさと納税の返礼品です。

「あるがまま」を大切に、この地だからこその焼酎を作り続ける富田酒造場さんをご紹介します。



奄美大島の自然が奏でる、華やかな香りと、ふくよかな旨味


富田酒造場は、1951年11月1日、奄美がまだアメリカ占領下にある時、名瀬の蘭舘山の麓に初代の富田豊重（とみた とよしげ）さんが創業した酒蔵で、奄美群島のなかでも小さな焼酎蔵の一つです。名瀬の市街地に近いところにあり、街の移り変わりとともに歴史を刻んできた、奄美市民にとって身近な蔵でもあります。



街に近いながらも、蔵の裏に一歩回ると深い森の山になっています。そこはいつも四季折々の風が吹き、季節ごとの森の香りが漂っている自然豊かな地。
この自然をあるがままに活かし、亜熱帯原生林の金作原(きんさくばる)を源流とする水を使用して焼酎造りを行っています。



奄美群島でのみ製造が許されている奄美黒糖焼酎。原料は黒糖、米麹、酵母、水です。
まずはお米を洗って蒸し、そこに麹菌を撒いて米麹を作り、これを甕に入れて一次仕込みをします。一週間後、ここに黒糖を溶かして加えることでさらに発酵が進み、黒糖の華やかな香りが加わります。これが二次仕込みとなります。
さらに二週間後、熟成し旨味を増した「もろみ」を蒸留し、原酒を半年以上貯蔵したのち、瓶詰めして製品として出荷します。




富田酒造場は創業以来、昔ながらの甕仕込みで焼酎造りをしています。使っているのは三十二個の大甕。これを一次仕込みにも二次仕込みにも使用している数少ない蔵です。



探求心旺盛な蔵の創業当時から変わらぬ焼酎造りとは


富田酒造場の特長は大きく三つ。
一つ目は、国内産の原材料を使うこと。
原材料はすべて国内産。お米は、味わいにふくらみが出る国産米を使用しています。




二つ目は、黒麹だけを使うこと。
富田酒造場の特長である甕仕込みに一番合うのが黒麹。しっかりとした味にキレが加わり、深みのある口当たりに仕上がります。




三つ目は、甕（かめ）仕込みをしていること。
創業以来使い続けている甕で、丁寧に管理をしながら仕込みを行っています。


三代目代表の富田恭弘（とみた やすひろ）さん

富田酒造場が昔から大事にしている言葉、「あるがまま」。
甕仕込みは、仕込むたびに微妙に異なる条件により、またそれぞれの甕に棲み着く酵母菌により、違った味わいの焼酎が出来上がります。それは奄美の富田酒造場の土地でしかできないもの。
その自然を「あるがまま」に活かす、それが富田酒造場の焼酎造りです。




また、「まーらん舟」「らんかん」などのラベルは代表の富田恭弘さんの手作り。一枚一枚和紙に手書きしています。
「あるがまま」のものを、心を込めてお届けしたい、という富田さんの想いが伝わってきます。


原料による味わいの違いを心ゆくまで楽しむ




富田酒造場の奄美黒糖焼酎は、大きく二つの酒類に分かれます。
一つは、沖縄県産の黒糖を原料にした「龍宮」「かめ仕込」「らんかん」です。沖縄県産の黒糖は、ほろ苦い潮風の味わいが特徴ですので、そういった風味がお酒にも現れます。

もう一つは、富田恭弘社長が奄美群島産の黒糖を使って焼酎を造りたいと探し回り、最も美味しいと感じた徳南製糖の黒糖を贅沢に使って作る「まーらん舟」です。徳南製糖は、富田家のルーツでもある徳之島にあります。ここの黒糖は、薪を焚き、昔ながらの作りで生み出す純黒糖。トロリとした上品な旨味を感じる味わいになります。

その土地に吹く風が、その土地の作物の味を変える「風味」。
奄美黒糖焼酎の原料の一つでもある黒糖も沖縄県産と奄美群島産では、焼酎の味が違ってくる楽しさ。その「奄美風味」をぜひ舌で感じて頂きたいと思い、詰め合わせに致しました。




【龍宮30度】
甕仕込み特有の個性的な味わい、重厚さとキレの良さが特長です。ほのかに甘い香りは初めて黒糖焼酎を飲む人にも人気の高い銘柄です。
オンザロック・水割り・お湯割り・炭酸割り。梅酒作りのベースに。

【かめ仕込40度】
甕仕込みならではの強く深い味わい。まろやかな甘い香りとキレのあるすっきりとした後味と飲んだ後に残る余韻が特長です。
ロックや水割り、ストレートでゆっくりお楽しみください。

【らんかん43度】
「龍宮」の無濾過原酒を二年貯蔵したもの。
年に一度、極少量だけ出荷される、焼酎ファンにも大人気の逸品です！
濃厚な香りと旨味たっぷりの芳醇な味わいでありながら、キレのよさが特長。口の中に残る余韻がとても華やかです。
ロックや水割りで飲むのがおすすめです。冷凍庫に入れてとろりとさせて飲むのも「らんかん」ならでは。寒い日にはお湯割りでどうぞ。

【蔵和水15度】
「龍宮」を蔵の仕込み水で15度まで割り、長い時間をかけてなじませ、まろやかで品の良い甘い味わいを出しています。ぜひよく冷やしてロックでお楽しみください。

【ま～らん舟25度】
「まーらん舟」とは、その昔17世紀頃に、奄美やその近隣の国々物資運搬船としてを交易を目的に航海していた船の名前からきています。
年に一度だけ極少量限定で作られるファン垂涎の銘柄。
ふっくらとした香りとコク。やさしい甘味とトロミのある上品な味わいです。
オンザロック・水割り・炭酸割りで。

【ま～らん舟33度】
何といっても濃厚でトロ～っとしたトロミと芳醇な香りが特長。25度よりもさらにトロミがあり、一度飲むとハマってしまうお酒です。
ストレートやロックでお楽しみください。

奄美黒糖焼酎は寝かせるほどにまろやかになりますし、瓶で熟成もしますので、しばらく寝かせてから味わうのもまたおすすめです。



「奄美の森に行きたくなる」オリジナルのフェイスタオルと手ぬぐい


フェイスタオル



手ぬぐい

富田酒造場で造る奄美黒糖焼酎は、原生林を源流とした水で造っています。その原生林に棲息している生き物を通して奄美大島を表現したかったので、奄美市在住のイラストレーター吉田静佳さんにオリジナルのイラストを描いてもらいました。

「龍宮」のボトルを取り囲んでいるのは、奄美大島の森に生息する「アマミノクロウサギ」「アマミイシカワガエル」「ハブ」「ケナガネズミ」「アカヒゲ」たち。

この奄美を感じるタオルと手ぬぐいを焼酎とともにセットにして、お手元にお届けします。





■事業者基本情報
有限会社 富田酒造場
〒894-0043 鹿児島県奄美市名瀬入舟町7番8号
0997-52-0043
https://www.kokuto-ryugu.co.jp/


■奄美市ふるさと納税返礼品ページ
ふるさとチョイス　https://www.furusato-tax.jp/product/detail/46222/4736135
さとふる　https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1094796
楽天ふるさと納税　 https://item.rakuten.co.jp/f462225-amami/dw11/